Ram と Band On The Run のアーカイブシリーズを買って、
やっぱりこの二枚は神アルバムと痛感した次第だが、ちょっと食傷気味だったのも確かだ。
そこで Red Rose Speedway も聴こうと CD棚を探したら、20年近くも封を切っていない
90年代盤が出て来たことに本当に驚いた。これは奇跡だ。
なぜ封を切らなかったのか。
それは当時、他にも聴くべきCDがたくさんあったからであったからであり、
キャスリーンバトルとかクラシックの宗教音楽に凝っていたからに他ならない。
しかし Red Rose Speedway は素晴らしすぎる。これは不当に評価されていまいか。
アーカイブシリーズでも何か後回しになるニュアンスだし。
LP の A面の最後を飾る Little Lamb Dragonfly は素晴らしい。改めて聴き直すと歌詞が良い。
これはジョンに対するラブソングなんだね。Ram で散々ジョンをやっつけて、この手のひら返し
はどうだ。子羊とトンボという曲名にも驚愕だが、いやポールには悪いことをした。
One More Kiss もポールらしい佳品だね。CD後半のメドレーに向けて盛り上がる感じも良い。
90年代盤で追加された4曲が滅茶苦茶良い。
C Moon なんかライブ盤で散々聴いたので、このオリジナルを聴いた時、何かデジャブのような
めまいを感じた。オリジナルはいやはや素晴らしい。Red Rose Speedway の再発見を神に感謝
したい、アーメン。
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