韓国演歌のトロット、元祖K-POPのポンチャックディスコについて語りましょう。
動画は2010年にクレイジーケンバンドの横山剣もカバーした原曲、パク・サンチョルの「無条件」。
【トロット及びポンチャック】
トロットは、韓国における大衆楽曲のジャンルのひとつである。
日本の演歌と酷似した性格を持つため、しばしば韓国演歌と呼ばれることがある。
韓国の旧来型大衆楽曲のうち、「ズンチャッチャ、ズンチャッチャ…」の3拍子ないし
「ズンチャチャチャッチャ、ズンチャチャチャッチャ…」の4拍子を基本とするものを
「トロット(트로트)」、「ンチャ、ンチャ…」の早い2拍子を基本とするものを「ポンチャック(뽕짝)」と呼ぶ。
「トロット」は曲調のテンポを表す英語である「フォックストロット(Foxtrot )」の一部をとったものであり、
「ポンチャック」は曲の伴奏のリズムを表す朝鮮語の擬音語を語源とするやや下世話な音楽とする蔑称である。
トロットの曲構成においては、朝鮮民謡を由来とする3拍子5音階を用いることが多く、その音階法は、
西洋音楽が7音階を基本とするのに対して5音階を取っているために第4音と第7音は存在せず、4と7を抜いているとする
いわゆるヨナ抜き音階(ペンタトニック・スケール)と呼ばれる。
日本においてはポンチャック・テクノと呼ばれるが、韓国での呼称は「ポンチャック・ディスコ」。
安価なリズムボックスが2拍子を刻む中で、さまざまな曲を次々と歌い継いで行く。伴奏にキーボードを用いることも多い。
韓国では宴会などで参加者が次々と歌を歌い継ぐという大衆文化があり、そこから「ポンチャック・ディスコ」が発祥したと考えられている。
長距離バスやタクシーの運転手が眠気覚ましのためによく聞く。労働歌とも言える役割を果たしていた。
これもメドレー形式でエンドレスに流れるものが多い。
https://www.youtube.com/watch?v=pnsAOtqKkxY
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