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ギタラル社という出版社の楽譜の中に「メヌエット」という曲がある。タイトルの横に、
(JSバッハ/ドイツ1685−1750)とある。
ところが「極楽ソロギターサウンド2007」という雑誌にも同じ曲が載っているが、
ここには註釈があり、近年の研究では作者は、バッハと同時代の作家Cペッツォルトと
ある。念の為に、ネットで調べてみると、どうやら註釈が正しいようだ。
にも拘らず、作者が訂正されていない楽譜が多いらしい。
しかも、あるブログには、こんな事が書かれていた。
音楽の発表会のメニューを作成する際の話。エントリーに、バッハのメヌエットとある。
それを見たブログの主が主催者に曰く。「これ、作者違うんじゃないですか。」
主催者答えて曰く。「ええねん。バッハのほうが、箔がつくねん。」
(こんな関西弁ではなかったが)
たまたま大作曲家バッハと同じ時代に生を受けたばかりに、
Cペッツォルト氏、とんだトバッチリだわな。
しかし、こういう事はよくあることで。歴史の本によく出てくる、聖徳太子、源頼朝、
足利尊氏、武田信玄。全部別人(聖徳太子のは誰だか不明)なんだけど。
訂正されずそのまま引用されてることが多い。さすがに、教科書は「伝」源頼朝像と
なっていたが。
前置きが長くなったが、そう言うわけで「伝」バッハのメヌエット。
ところで1番は、「主よ人の望みの喜びよ」なんだけどね。
じゃ、最初からそっち貼れっつー話だが。
ちょうど今「伝」バッハのメヌエット練習中なので、こっちにした。
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